生命保険の基本形(3つの保険):ファイナンシャルプランナーが生命保険や貯蓄・税制対策などを無料相談

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村田が日頃よりお世話になっている皆様に不定期ではありますが、生命保険、その他金融全般に関するミニ知識を配信しています。

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生命保険の基本形(3つの保険)

先日、あるお客様との会話の中で、「『養老保険』って郵便局の簡易保険だけだよね。」というご質問をいただきました。

このように認識されておられる方は多数いらっしゃるのではないかと思います。実際には、民間の生命保険会社でも販売をしており、簡易保険より有利な条件(安い掛け金で同じ満期金を積み立てることができる)の商品を揃えている会社も多くあるのです。

そこで、今回は生命保険の基本形(3つの保険)について、わかりやすくご説明させていただくことにしました。3つのうちのひとつが前述の「養老保険」です。

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生命保険の基本形(3つの保険)
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世の中にはおそらく何千種類という生命保険があります。また社団法人生命保険協会加盟の生命保険会社も約40社あります。そして、証券に記載されている内容も各社でまちまち。

「いったい自分の加入している保険は何?」と、加入者にはよく理解されていないのが実態です。

実は生命保険って簡単なのです。
いろいろな呼び方があっても(各社ごとにニックネームをもったものもあります)、つまるところ3種類しかないと思っていいでしょう。

それは、「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つです。これだけを理解すればいいのです。

初めから教科書的に説明すると頭がいたくなってしまうと思いますので後述しますが、まずは簡単に下図のように覚えればいいと思います。

仮に30歳の男性が保険金(死亡保障額)1000万円の生命保険に加入し、60歳まで保険料(掛け金)を払い込んだ場合をイメージしてください。
 
まず「定期保険」の特徴から。

「定期」といえば銀行預金や郵便貯金では、お金がたまるイメージがありますが、生命保険の場合は一定期間だけを保障する、という意味の「定期」です。通勤「定期」券の「定期」と一緒です。すなわち、一定期間だけを保障する「掛捨て保険」を指します。

上図の場合、30歳から60歳まで掛け金を払っている間に万一のことがあったときに、遺族に対して1000万円の保険金が支払われます。
このタイプは掛捨てだから、掛け金は「3つの保険」の中で一番安くなります。

「掛捨て保険」だから「掛け金」は「安い」と覚えるといいでしょう。

メリットは安い掛け金で大きな保障が得られることです。ですから、子供の教育費が必要な時期や月々の家計が気になるなど、何かと支出が多いときには適している保険です。

しかし、掛け捨てのため、当然、保険期間終了後には掛け金は戻ってこないというデメリットもあります。

次に「養老保険」。

「養老保険」は「養老」という字から想像できるように「老後を養う」という意味で、こちらは「貯蓄保険」です。

もちろん保険ですから、30歳から60歳まで掛け金を払っている間に万一のことがあれば、1000万円の保険金が遺族に支払われますが、無事60歳を迎えると死亡保障と同じ「満期金」1000万円が受け取れる仕組みとなっています。

「養老保険」は「貯金」だから「掛け金」は高いと覚えるといいでしょう。

また、「学資保険」や「こども保険」というものは「養老保険」の変形版と考えてください。

なお、「満期金」を受取った後は「定期保険」と同じく保障はなくなります。

最後に「終身保険」。

これも「終身」という字の通りで、「この身が終わるまで」(一生涯)を保障する保険です。

上図の例では、60歳に掛け金を払い終わったあとも1000万円の保障はいつまでも続きます。

特徴は、「定期保険」と「養老保険」の両方の性格を併せ持っています。つまり「保障」も「貯蓄機能」も兼ね備えている保険です。

「一生涯の保障」と「長期的な貯蓄機能」をもっていて、「掛け金」は「定期保険」と「養老保険」の間に位置する、と覚えましょう。

さらにわかりやすくするために次の図を描いてみました。

「保障」のコップと「貯金」のコップという2つのコップを用意し、毎月の掛け金をどのような比率で、どちらのコップに入れていくか、というものです。(あくまでもわかりやすくイメージしていただくものであり、本当は保険料の計算原理という複雑な計算式があるのですが・・)

「定期保険」は毎月の保険料(掛け金)を主に「保障」のコップに入れていく。
 
「養老保険」は毎月の保険料(掛け金)を主に「貯金」のコップに入れていく。
 
「終身保険」は毎月の保険料(掛け金)を「保障」と「貯金」のコップに半分ずつ入れていく。
 
このように考えれば、「3つの保険」の保険料(掛け金)の違いがわかりやすくなったのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、「定期保険」は掛け金のほとんどを「保障」のコップに入れていくので「安い」。「養老保険」は、掛け金のほとんどを「貯金」のコップにためていくので「高い」。そして「終身保険」は掛け金の半分ずつを「「保障」と「貯金」のコップに分配していくのです。

同じ保障の生命保険に加入するにも、「3つに保険」のいずれに加入するかで「掛け金」が変わってくるのは、実はこんな簡単な理屈からなのです。

皆さんが加入しているのは「3つの保険」を組み合わせたものです。
「終身保険」の上に、特約という形で「定期保険」が乗っかったものが多く見受けられます。

「生命保険」の加入を検討するときは、人それぞれ事情が違うわけですから、「保障」と「お金」のバランスを考えて加入することが大切でしょう。

つまり、「目的」をもって「生命保険」を購入する必要があるということです。ただ加入していれば安心というのではなく、「入り口(加入する時)」より「出口」を重視することが重要です。

現在の生活と将来の生活の状況の変化(ライフプラン)を考えて(ライフプラン表を作成するとわかりやすくなります)、将来のある時点での生活に万一のことがあっても、今のように最低限度の生活レベルを維持できるかどうか。ひょっとすると、5年後は今より子供の教育費の負担が重くなっているかもしれません。いま検討している保険(あるいは現在加入している保険)が、その時(将来)本当に役にたってくれるかどうかということを真剣に考える必要があります。

金融の世界で危険な商品のひとつに、「商品内容が理解できない商品」があげられています。そこで皆さんにお伺いしたい。

「皆さんは現在加入されている生命保険の内容を十分理解されていますか?」

まずは、現在自分が加入している「生命保険」の内容を知る(現状分析をする)ことから始めてみましょう。

最後に教科書的に説明しますと、生命保険商品の基本形は1.死亡保険、2.生存保険、3.生死混合保険ということになります。以下にそれぞれの定義を説明します。

1.死亡保険とは被保険者が死亡した時のみ保険金が支払われるもので、定期保険、終身保険、定期付終身保険がある。

2.生存保険とは被保険者が一定期間経過後、すなわち満期まで生存していた場合に限って、保険金が支払われる保険である。したがって、保険期間の途中で被保険者が死亡した場合は保険金が支払われず、払い込んだ保険料は掛捨てになる。実際にはこのままの形で販売されている保険はほとんどない。「年金保険」という商品があるが、死亡時にも支払い保険料相当額が死亡保険金として支払われる例がほとんどで、純粋の生存保険ではない。

3.生死混合保険は、死亡保険と生存保険を組み合わせたもの。すなわち、被保険者が保険期間内に死亡した場合は死亡保険金が支払われ、満期まで生存していた場合は生存保険金(満期保険金)が支払われる。養老保険がこれに該当する。


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